事故や病気で亡くなっても縁者に引き取られない無縁仏が、道内の都市部で増えている。札幌市では、無縁仏として引き取った遺体の数が昨年度、過去最多になった。秋の彼岸、だれに供養されることもなく眠る死者たち。遺族に代わって遺体を弔う葬祭業者は、言いようのないやりきれなさを感じている。「親族のきずなはどこに行ったのか」-。
八月中旬、札幌市内の病院の霊安室。同市中央区の葬儀会社「極楽堂はなや」の社長中島浩盟(ひろみ)さん(46)は、穏やかな表情で眠る八十歳代の女性をゆっくりとひつぎに移した。
同社は、札幌市の委託を受けて無縁仏を弔う唯一の業者だ。女性の親族が遺体の引き取りを断ったため、同社が市役所への手続き、火葬、墓地までの遺骨の運搬を代行した。「何度やっても、気持ちが重くなります」。中島さんは、そう漏らす。
札幌市が二○○六年度に無縁仏として引き受けた遺体の数は、統計を取り始めた一九九二年以来最多の二十五体。札幌に次ぐ大都市の旭川市も二十一体と、過去五年で最多になった。道保健福祉部の調べでは、札幌、旭川、函館を除く全市町村では計十六体にとどまっており、都市部での多さが際立つ。
もともと天涯孤独だったり、身元がわからなかったり理由はさまざまだが、最近は「家族や親類が引き取りを断るケースが、以前より目立つようになった」(旭川市福祉総務課)という。
親族の人間関係が希薄になっている-。中島さんは、そう考えざるを得ない光景を何度も目の当たりにした。遺体を前にして「私は引き取りたくない」「おれもいやだ」と問答している親族たちの姿。何のためらいもなく、市に引き取りを頼んだ人もいた。「社会のゆがみを垣間見た思いがしましたね」。中島さんは振り返る。
札幌市の場合、遺骨は同市豊平区の平岸霊園の納骨堂に三年間保管し、引き取り手が現れなければ、墓を持たない遺骨を納める隣接の「納骨塚」に合葬する。この間に、縁者に引き取られていく遺骨は「極めて少ない」(札幌市保護指導課)という。
「日ごろから親類と連絡を取り合うなど、小さなコミュニケーションでも、状況が良くなると思うんですが…」と中島さん。
平岸霊園の納骨塚には八月末現在、二千五百五十七体が納められ、うち二百五十六体の無縁の霊が眠っている。
(北海道新聞より引用)
2007年9月25日火曜日
2007年9月7日金曜日
200人規模医療チーム テロなど警戒、派遣へ 厚労省、洞爺湖サミットで
札幌や室蘭などの医療機関を救急協力病院に指定する。医療チームの医師と看護師を待機させ、会場からドクターヘリや救急車で搬送される患者の治療に当たらせる。入院時に備え、「数百に上る」(関係者)空きベッドの確保も求める。協力病院については、厚労省が今後、道と協議し、年末をめどに救急医療体制が充実した病院を数カ所指定する。
(北海道新聞より引用)
(北海道新聞より引用)
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